« 雲綾会の代表滝本君に 素晴らしい メールが来てました。 | トップページ | 岩魚を二日で 中ぐらいの食べ頃を 何匹も釣ったという »

ヒマラヤの土産 ナタを研ぎながら

natatogi_002
natatogi_001
「natatogi_002.jpg」をダウンロード

    此は私のナタでは無く 二宮君のナタです。
先日 タラノ芽 山行に行ってきたんですが その時にヒマラヤから持ち帰ったナタを持ってきたんです。

私がヒマラヤのトレッキングに行ったのは かれこれ20年前に成ります、55歳の時の 秋でした 借金が
0になった二人への御ほうび と 結婚25年の銀婚式に エベレスト街道とやらえ もっとも海外は 初めてだった事も有り それにパックツアーでは無く 個人ツアー でしたので 色々な意味で 思い出深い旅でしたが

 帰りに山の中の ルクラ 

帰りに山の中の ルクラ と言う飛行場で 薪取りの おじさんが 目の前を 通り掛かったんです。

大きな三角の籠にあふれるほどの薪を積めて さっそうと空港を横切ったんです、もっとも滑走路を横切る道路になって居るんですが。

日に焼けた いかにも 頑強そうな 何処かの ホテルの専属薪取り ? とおぼしき馴れたスマイルでした、

手荒に ぶった切られた 薪の切り口は どの薪も 鋸は使っていない様に見えましたが 私の目に留まったのは、
その方の腰の物?でした、「エックスキュズミー」 声を掛けて そのナタを指さして「チョット見せてください」(英語もネパール語も解らない)
と言うと ずばっ と抜いて見せてくれました、このナタは よく手入れの行き渡った其の 刃は ぎらりと幅広く光りました。
右手に感触の良い柄を 握り 光を手元から先に動かして わずかに反動を付けて くるりと裏返し 再び光を手元から刃先(切っ先)へと じっくり見ました 一点の刃こぼれもない 見事な刃と はがねの合わせ波でした。

毎日此だけの薪を 鋸無しで集めている 彼の ナタ たぶん 素晴らしい物なのでは? と余程「マネーチェーンジ」(此で 売れという事が大抵通じました)と言おうと思ったんですが、彼の目と私の目が合ったんです その目は 何か情け無さそうな目に見えたんです、
わたしは とっさに言葉を換えて「ベリーグット」というと これ又解ったと見えて あの情け無さそうな目が急に輝いてニコッと笑いました。
その時は日本へ戻ってからもあれで良かったんだ と諦めていたんですが。

今こうして 彼のナタを研いでいると あのナタが いかにも惜しかったなーと 20年前が昨日の時のように
思い浮かびます、これがあの時のナタならなァ、こんな形 していたなア 言い値で買えば彼も良かったかも知れないし、いやだと言えば これは お金ではないのだと、その時に諦めればよい、

こんどもし行ったら、私も分けてもらってきようと、でもあの方には2度と会わないだろうが、あのギラリと光ったナタが良かったなあ。
今日本でそれなりのナタは それなりの値段はするのだから。

ナタを研いだのは初めてでしたが。
粗砥 中砥 仕上げ砥と 研いでは見たんですが 気に入らず又更に5時間ほど研いだんですが 未だ気に入りませんが あきらめました、何とか69点は出ると思います、72点は取れるように研ぎたかったのですが此の調子では 後5時間は掛かるでしょう それでも気に入らないのでは、 でもこの刃で岩魚なら65センチ物でも裁けるのでは。
家の出刃包丁ぐらいは切れるはず、毎年鮭を下ろして居るんです、其の出刃の 5倍は掛かりました、余り刃こぼれが無ければ 二宮君の使い方しだいですが今度研ぐ時は楽かも知れないが。
 これからは、轟々と流れ落ちる薄暗い沢、 此のネパールのナタで 目をギラつかせながら、釣った 岩魚をさばく老 山男 かな? かなは いらないかな?

5月 20, 2005 in エッセイ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

5月 14,

|

« 雲綾会の代表滝本君に 素晴らしい メールが来てました。 | トップページ | 岩魚を二日で 中ぐらいの食べ頃を 何匹も釣ったという »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヒマラヤの土産 ナタを研ぎながら:

« 雲綾会の代表滝本君に 素晴らしい メールが来てました。 | トップページ | 岩魚を二日で 中ぐらいの食べ頃を 何匹も釣ったという »