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94才に成ったら

 

さんのぷらざ 勝俣文章より

泊まりがけで認知症気味の母の介護
うたた寝をしていて、美味しそうなにおいで目覚め、跳び起きた。
母がカボチャを煮ていたのだ。手を切らないか、ガスの火は大丈夫
だったかー。何か言おうとした私に、母が笑顔で言った。
「出来たよ。お上がり」
 暖かくて甘いカボチャを二人で食べた。懐かしい味だった。
母の娘に戻してくれた。
 今は老人施設にいる母は秋には九四才。
入所して五年近い。夏にカボチャを煮ると、母の味を思い出す。


ーこれを読んだとき私は 何の抵抗もなく読んだ、しかし九四才
と言うのが気になる、先日谷川岳で九十四才という元気なお爺さんに出合った。
小屋の人が 最近は九四才で 此処から更に 縦走して行った人が居ましたよ、
 私が行くたびに「元気ですね」と言っていた彼が笑って言った。

ボクは何をしようとしているのか、せめて後10年八七才までは登りたい、
と夢を見たばかりだった所が年を聞くと二〇年先の話しだ。
一般に九四才というと 此のカボチャを煮た母の姿なのに、あれから認知症も進んだろうに、

私は山を登り続けたいと夢見ているが20年は自信がない、せめてスキーだけでも続けたいものだ。

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