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鈴木 毅と言う男

今年の?昨年かな? 12月から この方にスキーを教わっている。

72歳に成る。

昨年の丸沼の秋、島村さんと言う方から、「ハンタマに行くなら、良い滑りをする人が居るよ」と紹介された。

知り合いになってから、未だ1年たっていない。

そんな方について、ここで述べるのは少し早いと思うが、書いて見たい。


かなり強烈な方である、何処が強烈か。

先ず、スキーにおいて。歳から言えば、日本最高速を出す男である。

鈴木さんは、今回の3月全日本マスターズ(B級)で、コースラップを出している。

B級では最高の速さ。

早い話、60歳以上でのGS(ジャイアントスラローム)では最高速と言う事だ。

マスターズのA級は、30歳から59歳までだから、話は別である。


ところが、鈴木さん、マスターズのコースラップは今回初めてではない。

今回で3回目のコースラップと言う。

年代別の優勝はより多くなるので、別である。


同じ人間が、10年足らずで、3度コースラップで勝つということは、強烈ではないか!凄いではないか!!


(ちなみに、私が欲しいのは、クラス別80歳の金メタルだよ)


話を元に戻そう。鈴木さんの前の仕事は、お役人(官庁年金課)だが、ここでは話はスキーだけで進めよう。

1年足らずの付き合いだから、解った事は深い観察ではない。

先ず気が付いたのが、体の関節が柔らかいことだ。

私が知る限り、前橋のスベロークラブの荻原さんと言う方が居るが、この人も競技スキーは早い。勝つのだ。

彼もまた、同じように体が柔らかい。もう一人のスキーが旨い方だよ。

荻原さんは、マスターズには出ていないが、別の大会で何時も勝つ人だ。

この二人を見ていると、体が柔らかいと言う事は偶然ではなさそうだ。

有る意味、スキーに適しているのだろうか。

さて、再び私と鈴木さんの話に戻ろう。

私のことだが、体の関節は硬い方だ。

特にアキレスが固い。

股関節や腕も肩も首も硬い。全体が硬いのだ。

骨太だから腰まわりは普通よりは太い、とよく言われる(土方向き)かな?

足首が硬くて、和式トイレは、下駄でも履くか、つかまるかしない限り駄目。

おまけに脚はO脚と来た。

更に悪いおまけは、左脚坐骨神経痛で、治ったが後遺症が残っている。

医者に言わせれば、背骨の下のほうが潰れていると言う。

血管が細っていて、足は冷え性と言う事だ。

坐骨神経痛も、背骨の故障が原因と言う。

これが、私のスキーに、深い関係が有る。


所で、体の柔らかい鈴木さんは、体の硬い人には真似の出来ない、独特のフォームで滑る。

体の硬い私に、鈴木さんは、柔軟体操を勧めるのだが、どうしてもやろうとしない。

よく見ていると、体の柔らかい人は、荻原さんのように、 暇さえあれば、柔軟体操を丹念にする。

つまり、私はつらい所から逃げるのである。言い換えれば物覚えの良い人ほど、百科辞典と仲良しと言うことか?

鈴木さんは、事、スキーに関しては、物凄い神経質だ。

比較すると、私はドン感過ぎるのかも?この神経質にさえ見えることが、こだわりだろう?他人には気が付かない

僅かな事が気になるのだ、細かな事と私には思えるが ジルはここに、勝つ勝因が有るのでは、負けた皆も同じ

だろう、ただ鈴木さんだけが 気が付いている。だから鈴木さんだけが勝つのだ。

気が付いても、生かせない人も居ようが、鼻から気が付かない人とでは、おのずとタイムは変わるのだ。

鈍感な故に、恐怖にも鈍感なのか、私の方が度胸が良い様にも思える。

悪い結果を余り深く考えない。多少はどっちでも良い「やってみよう」が先。

スキーは100分の1秒で戦う、此れは細かな事積み重ね。

コースの下見など大雑把では、とても勝てないのだ。

私はスキーの板も、どれでも乗れる様な気がする。

勿論、3年も乗っていたスキーと、始めて乗ったスキーでは確かに違う。

乗り比べるなら、同じ年月を乗ってみないと、判らないではないか。

まして、一日や二日乗っただけでは、判ららないと私は思う。

鈴木さんは 年中スキーや靴も取り替える、気に入った靴には中々ありつけない、スキー板も同じだ、気に入るまで取り替える、賞品などでもらえることもあるが、納得の行くまで取り替える。

此れもこだわり。

ところで、スキーの勝負は、度胸だけでは勝てない。

鈴木さんを見て、神経質(繊細)の方が勝てると見た。

目が良いのだ。

観察が鋭いのだ。

事の善し悪しを知れば知るほど、其の感覚は研ぎ澄まされていく。

『剃刀のスーさん』と言う人も居る。

ポールと「基礎スキー」で一番違うのが、スキーのずれだ。

ポールは、ずらさない事が勝ちに繋がるし、基礎スキーは、コントロールを重要視するのか、ズラす事を教える(小回りなど)。

鈴木さんは何時も言う、年寄りの多くが、後傾から脱出できない事だという、だから前傾をと強調する、此れが出来た人が、若い人と戦えると言う、前傾過度ぐらいが良いという、ところが今はまだまだ足りないと言う。

前傾なくして、膝腰の内傾無しで 内傾が無ければ「スキーが立たない、立たなければ、カービングは出来ない。

此れが鈴木さんの拘りだ。

何時も書くが、私と同じ年や同じクラスのご老人のなかには、競技者も居る。

競技では私の敵なのだ。敵なのでここからは読んで欲しくない。(笑い)


競技で、重要なのは、コースのインスペクション。


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