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私の応用力

前回の記事で、「応用力」が半端ではないとタンカを切ったのですが。

なぜ半端ではないか説明してみましょう。

先ず岳人の仲では、特許の申請の数が日本では私が1番数が多いのです。

何号か忘れましたが、マニアックな山岳雑誌、岳人に掲載されたんです。

調べた方が居て、その当時は私が1番多いと出ていました。
発明ではなく、応用?特許の部類です。

この岳人の記事を見ただけで、私の応用力がいかに凄いかお分かりでしょう。

疑いの方は岳人を丁寧にお調べください。

確か10ヶ程と思いました。

特許は申請しない事でも私の発案で、店に来たメーカーの方にアドバイスした事は数知れません。

ここで申し上げておきたいのは、私の経験から特許では素人はお金にはなりません。

不思議に思うでしょうが、これが現実です。

特許は、私が思うに大メーカーが取ってこそお金になるんです。

私のように趣味でとっても単なる税金を払うだけの趣味になるのです。

ならば取らずにメーカーに教えた方が、製品は世に出る、世というのは、世界という意味ですよ。

特許は10年で切れますが、私の特許は取ってから10年後からでも、製品になって、イタリーアメーカーが製品化して日本やアメリカに輸出してきます。

これからでも十分30年は製品を販売できるのです。

これらを横目に見て、私は自分の店で、工夫した物を作れる物を販売してきたのです。

例えばですよ、田部井順子さんのヒマラヤ高所靴など、彼女は、私の店にきて、「南さんの思った靴を作ってください」私は言ったのです「頭の中には有りますが、スポンサーには成れませんよ、こんな小さな店なんですから」「分かります幾ら掛かっても結構です、南さんの頭を信じます」これで作った高所靴のおかげでか。彼女はこの靴で、8000メートル峰を次々に登ったのです。

ここまで読んでも未だ私の応用力に疑問な方が居るでしょう。

もう一つ、決定的な、事実を申し上げますと。


私の最大の成果?であろう谷川岳の衝立岩の初登攀で使った

ハンモックは世界初です。

登る前はRCCなどの評価では。

「無数のオーバーハングに阻まれて、この壁は容易には登れない」。

「山と渓谷の6月号かな5月か」私は7月に登ったのですから。

この本が出て一月も経たない時の初登攀でしたから、これもお疑いの方は調べれば分かります。

私はガンペキ事態はこの記事の前から幾度も見ていますから、

同じ感覚を持っていました。


そこで登攀数ヶ月前に考えたのが「これが応用なのです」

オーバーハングで登れないなら、オーバーハングでなければ使えない、ハンモックを使えば良いのでは?と考えたんです。

ハンモック事態は岩登り用品ではありません。

集会で私の意見を話すと、問題ではなく笑われました、わが師の

吉野さんにですよ。

もちろん他の委員たちも、只笑うだけでした。


もしできればハンモックはガンペキビバークでは、特に体が休まるビバーク方法だと信じていたのです。

実際にテストも無く使ってみると、快適そのもので、初登攀の鍵になったのです。

所がこのことは、世界でも初めてだったのです、以後世界中に広がりました。

その数ヵ月後、冬季初登攀では、この壁でのビバークが、全オーバーハングではなく、ハンモックのつれない所もあり、ここでは

プラットホームという棚を作って、快適なビバークをやりながら、冬は登ったのです。

しかし、このプラットホームは、材料がたくさん使うので、いかに少ない、材料で作るかが、究極の課題でした。

そこで私が応用したのが、いずれ持って行く、「ピッケル二人で2本」これを使って、後は僅かに、「35センチ程の長さのアルミパイプ」をたったの2本で、二人用の、プラットホームを作って、腰掛た形での、快適ビバークが出来たのです。

私たちの後を登った冬季第二登の方が、残して行った2本のパイプをみて、何に如何使ったか分からず、後から私に聞いてきました。


所が、それから、60年世界で誰もこのやり方での、プラットホーム

での登攀は、誰も気が付かないのです。

今でも大量の資材を上げて、プラットホームを作っているのです。

ガンペキ登攀は一日のビバークなら、鐙(あぶみ)にぶら下がっても何とかなりますが、これでは大岸壁での、4泊ー5泊は持たないのです。

岸壁に、腰掛けられる広さがあれば何とかなりますが、殆どの垂直壁では、持ちません。

世界中、60年誰も考え付かない事を現実に効果的に使っての勝利だったのです。

数えたら切がないほどの数の、工夫?と言うか、『応用』が現在も幾らでも、次々沸いて出てくるのです。

長く成りますので、又にしましょう、自慢を嫌う人も読みますので。

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コメント

こんにちは。

早速のコメント有難う。

佐藤さんに言われての、「応用」で行け?

の後押しで気が付きました、有難うございました。

これなら幾らでもブログの種も尽きません。
朝から晩まで書いても、流れ出す水のように、出てきます。(笑)

投稿: HIRO。 | 2013/06/04 17:48

こんにちは。

いいですね。”応用力”。
私にないものです。・・・

パソコンができない、中高年が
多い中で、こうやってブログを
書くのも、”応用力”ならでは
と思います。

まさに、”応用力”は
南さんの独壇場では。


投稿: なんちゃってレーサー佐藤 | 2013/06/04 16:57

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