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北アルプスの屏風岩で

先程のニュースでヘリによる救助が写っていました。

一人が滑落して一夜を明かし、今日ヘリで救助されました、解説で、あんなところ登るやつがいるものだ、、、と有りましたが。

あの壁の初登攀は私です。

昭和37年かな忘れるほど前(50年以上)に、此処に初登攀者がいるでしょう.

事故のルートは解りませんが。

ヘリを使ったからという事では無いですが。


初登攀の私とはがだいぶん違いますね、余裕が違います。

此処屏風で、2本目の屏風の凹状ルートなどでは、ルート中最難のへの字のハング出口、にわざわざ登るのには関係のない脇にボルトを1本打って、そこに南部風鈴を下げています。
「遊びですぜ」

オーバーハング出口は、一番辛い所です。

出掛ける前に用意しているんですから、余裕が違いすぎます。

我々は其の屏風を楽しんで登り切って、更に北尾根を続けて登って、(北尾根は今月のPEAKS)の表紙です。あそこは我々は雪でしたよ。

4峰の志村ルートの脇に此れ又直登ルートを切り開いています、それもまだ雪が有る4月です。

北尾根からの4峰志村のハエマツテラスの下りも全部が雪です、下りのルートなどないですよ、ヤマ勘でくだったんです。

人工登攀の連続初登攀です。

1本だって出来ないのに、2本の初登攀を連続つづけているんです。

連続で2泊3日で下部岩壁からの最高のスピードクライムです。

可成り登られる方でも下部岩壁だけでハーケンは私たちのやつを使っても一日掛かる人も少なくないのです。

今日の事故は死ななかったから良かった様なものですが。

屏風岩はテラスが小さく少ないので、落ちてもザイルで空中で止まります、ショックが無いのです、だから落ちても何人もの人が前から生きているんです。

屏風では落ちてもめったに死なないんです。


でも初登攀者としては、イマイチ腕を磨いてから取りついてもらいたいものです。

現在ではこれらのルートは、一般ルートに成っていますが、岩自体が簡単に成ってはいません、後から生まれたからと言って、岩登りの技術が身について生まれる訳では無いですからあなたが自動的に上手くなることは無いと思うんです。

50年前でも生まれた時には皆同じです。

50年以上前の人が余裕で登って居るのですから、少し「修行が足りないのでは、見ていない事の、批判は嫌ですが、余りにも差があり過ぎませんか。

強調しますが、私達の初登攀は春とはいえ未だ雪深い季節ですぜ。

人工登攀の初登攀は第2登の数倍の技術体力思考力が要るんですよ。

50年で多分2000人は登って居るのでは?ハーケンだって可成り打ちたされているはずです。

1本のハーケンを打ちたされると、ルート全体が面白く無くなると言うほどの、物ですのに。

50数年と言う歳月では、何本うちたされているやら、想像すらつきません。

ハーケンを掃除したくなる人さえ出てきているんです、7月発売のPEAKSでも出ています。


屏風もその後何本もルートが開かれていますが、何処を登っても、事故が無い事を祈ります。

楽しい岩登りにしたいものです。


降りて冷たいビールは登り切った人だけが味わえる格別な味なんですよ。
いつまでもお変わりで 、宙を舞うビールジョッキーの味。



最近では幾ら一般ルートとはいえ、壁が変わった訳でもないし、全部にロープが張られている訳では無いですから。

50年前の古典的古い技術には負けないでもらいたいですね。

初登攀者としては、後続パーテーが事故無く沢山登って楽しまれることを心からのぞむんです。
もう少し本でも読んで心の余裕を磨いてください。

例えばですよ、楽人の444号の176頁はいかがですか、他にも沢山ありますよ。

本は中古本なら100円で送料が高いぐらいでいくらでも手の入ります。

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